一番お問合せいただく「ターポリン」にもいくつか種類があります。
今回の比較軸は「厚さ」。厚さを軸に3種類のターポリンを比較してみます。
一方厚手ターポリンの厚さは0.45mm。わずか0.1mm程の違いですが、触ってみると違いが簡単に分かります。芯がしっかりとしており「硬い」印象を持たれる方が多いように思います。
重さも2類ターポリンと厚手ターポリンでは約1.5倍ほど違います。本体重量はもちろん、見た目にもがっしりした印象になります。
ちなみに、一部激安店で見かける「薄手ターポリン」の類は0.30mm前後のものが多いようです。海外産なのでコストを抑えられる一方、見た目にも薄かったり防炎不認定のものも多く、当社では使用しておりません。
カバー画像の大型幕は約4M×6M。全周を紐で引っ張るため、厚手以外のターポリンで制作すると引張ジワが出てしまいます。こういった巨大な幕は厚手ターポリンがベストですね。
防炎2類を基準として
・工事現場で「防炎"1類"」の指定がある → 防炎1類ターポリン
・防炎2類でもよいが、強度的に少し心もとない → 防炎1類ターポリン
・長辺が10mを超える → 防炎1類/厚手ターポリン
・2M×2Mなど幕サイズが大きい → 厚手ターポリン
とご案内をしています。
例えば
・歩道橋にかける交通規制の情報 → ほとんど2類ターポリン
・【祝全国大会出場】系の幕、長辺9mくらいまで → 2類ターポリン
・【祝全国大会出場】系の幕、長辺10m以上 → 1類もしくは厚手ターポリン
・インタビューバックなど、つなぎ目を出したくない → 厚手/遮光ターポリン
などとなります。
インタビューバックやスタンドバナーは屋外用の幕ほど強度は必要ありませんが、つなぎ目を出さないために遮光や広幅のターポリンを採用することが多くあります。
ご不明な点があれば窓口担当までお気軽にお尋ねください。
今回の比較軸は「厚さ」。厚さを軸に3種類のターポリンを比較してみます。
前回まとめ
前回比較したのは「面の形状」。平面のターポリンと網目状になっているメッシュターポリンを比較しました。(風の強い場所への設置にはメッシュターポリンもオススメです、という内容でした。記事はこちら)厚さ・重さなどの比較
通常のターポリンの厚さは0.33mm。一方厚手ターポリンの厚さは0.45mm。わずか0.1mm程の違いですが、触ってみると違いが簡単に分かります。芯がしっかりとしており「硬い」印象を持たれる方が多いように思います。
重さも2類ターポリンと厚手ターポリンでは約1.5倍ほど違います。本体重量はもちろん、見た目にもがっしりした印象になります。
図 手前が厚手ターポリン(0.45mm厚)、真ん中が1類、奥が2類
厚手は芯がしっかりしている"硬い”素材
厚手は芯がしっかりしている"硬い”素材
ちなみに、一部激安店で見かける「薄手ターポリン」の類は0.30mm前後のものが多いようです。海外産なのでコストを抑えられる一方、見た目にも薄かったり防炎不認定のものも多く、当社では使用しておりません。
2類ターポリン | 1類ターポリン | 厚手ターポリン | |
厚さ(mm) | 0.33 | 0.42 | 0.45 |
重さ(g/㎡) | 350 | 450 | 510 |
参考重量(kg) 1.8×3.6m |
2.4 | 3.1 | 3.5 |
防炎認定 | OK | OK | OK |
シート幅(mm) | 1880 | 1890 | 2500/3200 |
印刷 | Latex/溶剤/シルク | Latex/溶剤/シルク | Latex/溶剤 |
表 厚手ターポリンの方が、厚く・強く・重くなります
がっしりする一方、付け外しは少し大変に…
がっしりする一方、付け外しは少し大変に…
なぜ厚さが違うのか
素材は同じ、ポリエステル樹脂の基材に塩化ビニルのコーティングがされています。ではなぜ厚さが違うのかと言うと、編み込まれているポリエステル糸の太さが異なるためです。太い糸を編み込むことで厚手の生地が出来上がるわけですね。用途の比較
まず生地を厚くすることで、強度は上がります。生地自体の引張や引裂強度が上がるためです。また周囲に縫い込むロープの太さを上げたり(4→6mmなど)、ハトメの径を上げたり(#25→#28)することで、総合的に強度が上がると考えていただいて大丈夫です。カバー画像の大型幕は約4M×6M。全周を紐で引っ張るため、厚手以外のターポリンで制作すると引張ジワが出てしまいます。こういった巨大な幕は厚手ターポリンがベストですね。
防炎2類を基準として
・工事現場で「防炎"1類"」の指定がある → 防炎1類ターポリン
・防炎2類でもよいが、強度的に少し心もとない → 防炎1類ターポリン
・長辺が10mを超える → 防炎1類/厚手ターポリン
・2M×2Mなど幕サイズが大きい → 厚手ターポリン
とご案内をしています。
例えば
・歩道橋にかける交通規制の情報 → ほとんど2類ターポリン
・【祝全国大会出場】系の幕、長辺9mくらいまで → 2類ターポリン
・【祝全国大会出場】系の幕、長辺10m以上 → 1類もしくは厚手ターポリン
・インタビューバックなど、つなぎ目を出したくない → 厚手/遮光ターポリン
などとなります。
インタビューバックやスタンドバナーは屋外用の幕ほど強度は必要ありませんが、つなぎ目を出さないために遮光や広幅のターポリンを採用することが多くあります。