近年の持続可能な社会づくりやSDGs達成意識の高まりを受け、大手企業を中心に「環境面に配慮したPR活動を行いたい。良い素材はないだろうか」というお問い合わせを多くいただくようになりました。これまでもRecoボード®やNOALX™などのパネル系素材はご案内して参りましたが、今回ついに当社主力のターポリンに替わる(かも知れない)素材をご案内します。
従来の広幅厚手ターポリンと同様の生地幅・強度・防炎性を持ちながら、軽量化・脱塩ビ化を達成している注目の素材「防炎ノンターポリン」のご紹介です。
防炎ノンターポリンとは
いわゆるテキスタイルの一種となり、ターポリンよりトロマット等の布ものに近い風合いの素材です。
防炎性能と強度を両立しているため使い勝手がよく、現在ターポリン広告物を使用されているところであれば基本的に本製品に置き換えが可能です。
防炎ノンターポリン サンプルシート近接
おすすめポイント
5つのおすすめポイントをご紹介します。
脱塩ビ素材で環境面での訴求力UP
素材にPVC類を使用していない"脱塩ビ(塩ビフリー)”素材となっており、省プラ・脱プラに寄与します。
同様のターポリンより45%軽量!でも高強度
当社が使用している類似の厚手ターポリンと比べ、実に45%も軽量※1。運搬や施工が非常に楽になります。
また同じ面積の幕を運搬する際のCO2排出量も低く抑えることができるので、その面でも環境に優しいと言えます。
それでいて類似の強度を兼ね備えており、広幅トロマットのような「幅はあるけど強度が…」という場面でも活躍します。
※1 防炎ノンターポリン:280g/㎡、厚手ターポリン:510g/㎡
安心の広幅素材
最大素材幅は3200mmなので、仕上がり幅3100mm程度までの幕は1枚もので製作が可能。
3200mm幅UVプリンタを保有する出力会社は多くありませんが、弊社は問題なく出力・縫製に対応できます。
防炎製品認定取得済み
当社でプリントしたものを日本防炎協会に提出し、防炎製品認定を取得済み。防炎性が必要な現場にもすぐにインストール可能です。
また非塩ビ素材のため、万が一着火したとしても有毒なガスが発生せず安心です。
畳み皺がつきにくい
ターポリンは一度ついた畳みシワを完全に除去するのは難しく、シワNGの現場には長い紙管に巻きつけて発送するなど配慮が必要です。一方でこの防炎ノンターポリンは布のような風合いで折り目がつきにくくなっています(畳みシワを完全に防ぐものではありません)。
項目 | 比較 |
素材 | 白色ポリエステル(脱塩ビ) |
重量(g/㎡) | 45%軽量化 |
厚み(μm) | 15%薄型化 |
強度 | ターポリンと遜色なし |
防炎製品認定 | 取得済 |
耐シワ性 | シワになりにくい |
こんな場所におすすめ
屋外でも問題なくご使用いただけます。
従来ターポリンで作っていた横断幕類の置き換えにおすすめです。
- 横断幕・懸垂幕(広幅でもOK)
- 足場シート(防炎が必要な場所でもOK)
- 大型バックパネル(ウォーリー2、らくらくバックパネル等)
- タペストリー(周囲縫製を推奨)
- バナースタンド(一部器具は不適) 等
商品詳細
- 素材名:防炎ノンターポリン
- 基 材:白色マット ポリエステル
- 厚 み:350ミクロン紙管:3インチ
- 規 格:1600×50M、3200×50M
- 重 量:280g/㎡
- 密 度:42 × 28 本/inch
- 番 手:600 × 600 D
- 引張強度:タテ 2000N / 5cm ヨコ 1350N / 5cm
- 引裂強度:タテ 320N / 5cm ヨコ 150N / 5cm
- プリント:UVインクジェット指定
※上記はメーカー試験結果に基づく測定値であり、保証値ではありません
ギャラリー
防炎ノンターポリン 折りテスト
柔らかい生地のため折り目は入りにくい
厚手ターポリン 折りテスト
中央に大きく折り皺が入っており、こうなるとなかなか元には戻りづらい
当社敷地フェンスにつけている防炎ノンターポリン製横断幕
同横断幕 近撮