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ターポリンとは

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本年もよろしくお願い申し上げます。
今回は弊社の主力素材であるターポリンのご紹介です。

ターポリンとは

 
もともとtarpaulin(防水布、防水シート)は帆布にタールを塗って防水性を持たせたものを指し、水兵の上着や船上の防水シートとして使われてきました。
 
現在ではターポリンとは「繊維の布を軟質の合成樹脂フィルムでサンドイッチした複合シートのこと」を指します。
ただの布に比べて①風や汚れに強く②強度があることから、工事現場のシートや農畜産業のハウス、屋外掲示の横断幕や懸垂幕、仮設テントなどに使用されています。
もっと身近なところだとプリントシール機の外装(暖簾のような部分)や、防水性を活かしたバッグが人気なようです。
 

ターポリンの強度

 
ターポリンの強度は基布の強度に左右されます。
 基布の強度=糸の太さ×打ち込み本数
ここで注意すべきは日本製と海外製では、糸の太さは同じでも糸自体の強度に差があると言われている点です。
弊社で使用しているターポリンは安心の国内製で、高強度の産業用ポリエステルを基布に使用しています。
 

1類と2類

 
工事用シートの性能は引張強さや耐貫通性などがJIS A 8952「建築工事用シート」により厳格に規定されています。
この中でシートは「1類」と「2類」の2種類に分類されています。
 
1類:シートだけで落下物による危害防止に使用されるもの
2類:シートと金網を併用し、落下物による危害防止に使用されるもの

項目 1類 2類
引張強さ×伸び
(kN・mm)
49.0以上で1試験片の
最低が44.1以上
引張強さ(N) 490以上
引裂強さ(N) 対応する方向の引張強さの
5%以上かつ49.0以上
対応する方向の引張強さの
5%以上
接合部引張強さ 引張強さの70%以上  
はとめ強さ 2.45×L以上 1.47×L以上
耐貫通性 貫通またはシートが著しい
損傷を生じないこと
 
防炎性 薄地のものはJIS L 1091のA-1法の区分3及びD法 の区分2に適合するもの。
厚地のものはJIS L 1091のA-2法の区分3及びD法 の区分2に適合するもの。

※表はJIS A 8952から抜粋してフジアート作成
 2017.1.7数値確認、その時点の最終改正日1995.2.1
※リンクはInternet ExplorerでのみPDF閲覧可能(Chrome、Edgeは非対応でした)
 
単管の墜落や風による資材の飛散を防止するために使われるシートですが、現場の状況に応じて1類/2類をご指定ください。
工事現場以外で使用される場合、特に高強度が要求されるような理由がなければ2類ターポリンで十分な強度があります。

厚さ・重さ

 弊社で使用しているターポリンの厚さと重さは次の表のとおりです。
1類の方が厚さが増すだけ強度は上がりますが、その分重量や価格も上昇します。
表の下に主なサイズの製品重量を記載していますので、参考にしてください。


項目 1類 2類
厚さ(mm) 0.42 0.33
重さ(g/㎡) 450 350
伸び
(%)
タテ 31 34
ヨコ 36 40
0.9×1.8M
参考重量(g)
829 644 
1.8×3.6M
参考重量(g)
3113 2421
5.4×5.4M
参考重量(g)
13513 10510 

※厚さ、重さ、伸び率はメーカーカタログ値を掲載
※参考重量は㎡あたりのグラム数から換算した値(小数点以下切り捨て)
 縫込み40mmを勘案しているが、インク・縫込みロープ・ハトメ・付属紐等の重量は含まない

2類ターポリンで1.8×3.6Mの足場シートを制作した場合、シート重は2421gとなります。
ここにロープを縫い込んでハトメを打ち込みますので、総重量はおよそ2.5kgとなることが分かります。

防炎性

上記のJISに定められた防炎性は「火を防ぐ」と書きますが、実際は「燃えにくい」という性質を表す用語です。火が当たると燃えますが、火源を取り去ると自己消火性によりそれ以上燃え広がらないという意味です。
弊社取扱のターポリンは(財)日本防火協会の防火試験にも合格しておりますので、法令により防炎ラベルの縫付け/貼付けが必要な場合はお申し付けください(オプション)。

耐久性

風雨や日光の当たり具合によって前後しますが、耐候性は3-5年程度です。
もし屋外に出したりしまったりする場合は、固く絞った布などで汚れや水分を拭き取って"巻いた状態で"保管されることをオススメします。
なお、溶剤(工業用シンナー等)で拭き取るとインクが溶けてしまいますので、取扱いには十分ご注意ください。

ターポリンで出来るもの

足場シート、車両幕、紅白幕、テーブルクロス、横断幕、懸垂幕、単管標識、
ロールスクリーン、インタビューバック、ステ看板、腕章、ラベル など

3cm×10cm程度のラベルから、デパートの高さ25Mもある大きな懸垂幕まで、幅広く作成可能な素材です。「横断幕といえばターポリン」というほど、非常に身近な存在です。

次回はメッシュターポリンの素材紹介をしたいと思います。



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